中立山新田(読み)なかだちやましんでん

日本歴史地名大系 「中立山新田」の解説

中立山新田
なかだちやましんでん

[現在地名]松之山町浦田うらだ

渋海しぶみ川左岸に位置し、北と西は南浦田新田。南の信州境は一〇〇〇メートル級の山々が連なり、三方さんぽう(一一三八・八メートル)の東に深坂みさか峠がある。標高一〇八〇メートルのこの峠を越える道は、古代大和から吉蘇きそ(木曾路)を経て越地方へ通じる直路として開かれた官道とする説がある。北は松代まつだい(現松代町)を経て柏崎へ通じる。天和三年郷帳では高二三石二斗余、反別田一町九反余・畑屋敷二反余・山林三畝余・青苧畑三畝余で、家数五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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