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柏崎(読み)カシワザキ

デジタル大辞泉の解説

かしわざき〔かしはざき〕【柏崎】

新潟県南西部の市。日本海に面し、宿場町として発展。明治時代、石油を産出し、工業が発達。人口9.1万(2010)。
謡曲。四番目物。柏崎の領主の妻が夫の死と一子花若の出家を聞き、狂乱して諸国を巡り、善光寺で花若と再会する。

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大辞林 第三版の解説

かしわざき【柏崎】

新潟県中部、日本海に面する市。米山よねやまの北東麓にある。電力・機械・食品業などが立地。

かしわざき【柏崎】

能の一。四番目物。榎並左衛門五郎原作。世阿弥ぜあみ改作。父の死を嘆いて出家した息子を、愛する者を二人同時に失って錯乱した母が柏崎から探し歩いて善光寺で再会する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

柏崎
かしわざき

能の曲目。四番目物。五流現行曲。狂女物屈指の大曲。難曲でもある。越後(えちご)国(新潟県)柏崎の領主の妻(シテ)は、臣下の者(ワキ)から、鎌倉での夫の客死と、一子花若の出家の報を聞く。狂女となった妻(後シテ)は、善光寺に詣(もう)で、夫の形見を仏に捧(ささ)げ、舞の名手でもあった夫を恋い慕いつつ追善の舞を舞う。花若(子方)がこの寺で修行をしており、親子は互いに変わる姿にあきれつつも、再会を喜びあって終わる。シテの面は深井または曲見(しゃくみ)。榎並(えなみの)左衛門の作を世阿弥(ぜあみ)が改作した能。「悪き所をば除き、よきことを入られければ、皆世子(ぜし)(世阿弥)の作なるべし」と『鵜飼(うかい)』とともに『申楽(さるがく)談儀』に記述がある。世阿弥自筆能本も現存する。[増田正造]

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