新潟県の南部を貫流する川。信濃川(しなのがわ)の一支流。源を長野県境の天水(あまみず)山(1088メートル)に発し、北流して長岡市で本流に合流する。延長68.5キロメートル。上流は東頸城(ひがしくびき)傾動地塊の松之山(まつのやま)地滑り地帯を流れ、中流は厚い魚沼(うおぬま)層群を穿入(せんにゅう)蛇行して峡谷をなす。その下流には小国(おぐに)盆地の米どころが広がり、ここから長岡までは近世「小国船道(ふなどう)」とよばれた河川舟運も発達していた。県下有数の豪雪地で、雪と地形的制約から過疎僻村(へきそん)が多い。近年国道252号、253号がこの谷を横断して、僻地性も解消されつつある。
[山崎久雄]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...