中竹屋町
なかたけやちよう
[現在地名]岐阜市中竹屋町
上竹屋町の南に位置する南北に延びる両側町。南は下竹屋町に続き、町南端を東に折れると米屋横町、西に折れると矢島横町。岐阜町四四町の一で、承応町絵図に町名がみえる。岐阜由緒書(小林文書)では地子免許地反別一町五畝余。「増補岐阜志略」によれば町の長さ一〇一間余、家数五八。商人町として繁盛し、文政一三年(一八三〇)の岐阜持丸相撲鑑写(遠藤文書)に米を扱った長谷川茂兵衛、味醂を扱った高橋善左衛門などの商人の名がみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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