中竹屋町(読み)なかたけやちよう

日本歴史地名大系 「中竹屋町」の解説

中竹屋町
なかたけやちよう

[現在地名]岐阜市中竹屋町

上竹屋町の南に位置する南北に延びる両側町。南は下竹屋町に続き、町南端を東に折れると米屋横こめやよこ町、西に折れると矢島横やじまよこ町。岐阜町四四町の一で、承応町絵図に町名がみえる。岐阜由緒書(小林文書)では地子免許地反別一町五畝余。「増補岐阜志略」によれば町の長さ一〇一間余、家数五八。商人町として繁盛し、文政一三年(一八三〇)の岐阜持丸相撲鑑写(遠藤文書)に米を扱った長谷川茂兵衛、味醂を扱った高橋善左衛門などの商人の名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android