中組村
なかぐみむら
[現在地名]津和野町中曾野
木曾野村の北、吹野川に合流する畑川の下流域に位置。村名は当地域開発にあたっての分担区分を表示したものとみられ、東隣の下組村に対する。津和野城下から畑村へ出て小野峠越で長門国へ向かう道が通り、当村で分岐する吹野村への道もある。明治四年(一八七一)の万手鑑によれば古高一〇八石余、寛永一四年(一六三七)の検地高一六八石余、明治四年の総高一七九石余・反別四八町七反余、家数二四(うち本百姓一六)・人数九五(うち本百姓七一)、牛二〇、紙漉舟一三、鉄砲四。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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