中裁(読み)ちゅうだち

精選版 日本国語大辞典 「中裁」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐だち【中裁】

  1. 〘 名詞 〙 和裁で、本裁ち小裁ちとの中間の裁ち方。本裁ちの身ごろから襟をとる。三、四歳から一一二歳ぐらいの者が着る和服の仕立て。また、その和服。
    1. [初出の実例]「中裁(チウダチ)といはん霞の衣かな〈梅盛〉」(出典:俳諧・毛吹草追加(1647)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

世界大百科事典(旧版)内の中裁の言及

【子ども服】より

…子どもの着物には成長にしたがって,一つ身裁ち(約3歳まで),三つ身裁ち(3~5歳くらい),四つ身裁ち(4,5歳から10歳くらいまで)がある。これらを小裁(こだち),中裁(ちゆうだち)ともいう(着物)。それ以上は大人と同じ本裁(ほんだち)にして縫い込む。…

※「中裁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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