中設楽村
なかしたらむら
[現在地名]東栄町中設楽
大千瀬川の上流御殿川流域の村。標高七八九・三メートルの御殿山東麓に位置する。本郷六名の一。延宝三年(一六七五)の検地帳(設楽)によると、鳥山牛之助・石原喜太夫・鈴木八右衛門・青木勘兵衛の検地を受ける。村高三八石余・反別三町五反余で、田の免は五ツ三分すなわち五三パーセントであった。
「三河国二葉松」に設楽村古屋敷として、伊藤左京隠居の地という。比高二〇メートルの通称城山に設楽城跡がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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