中遺跡(読み)はしなかいせき

日本歴史地名大系 「中遺跡」の解説

中遺跡
はしなかいせき

[現在地名]桜井市大字箸中

箸中集落の東北部、慶運けいうん寺の北側墓地から西にかけて、標高約九〇メートル前後の台地上で縄文式土器弥生式土器土師器石器などの破片が散布し、採取されている。縄文式土器には爪形凸帯文や磨消縄文があり、縄文時代中期から古墳時代以降にも及ぶ永い年代と広い範囲をもった複合遺跡と思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android