中野江漢(読み)ナカノ コウカン

20世紀日本人名事典 「中野江漢」の解説

中野 江漢
ナカノ コウカン

大正・昭和期の中国民俗研究家



生年
明治22(1889)年

没年
昭和25(1950)年2月20日

出生地
福岡県

本名
中野 吉三郎

経歴
大正の初期26歳で北京に渡り、中国民俗の研究を続け支那風物研究会を主宰、「支那風物叢書」を刊行した。また民俗随筆を北京新聞や京津日日新聞に発表するなど、北京存在30余年。帰国後も中国事情を紹介、民俗、民話に基づく不老長寿、催情薬の研究に打ち込んだ。著書に「北京繁昌記」(全3巻)、「支那の売笑」「支那の馬」「支那の社会」「支那の予言」「支那の珍薬秘薬」(全2巻)、小浜氏照と共著の「万里長城」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中野江漢」の解説

中野江漢 なかの-こうかん

1889-1950 大正-昭和時代の中国民俗研究家。
明治22年生まれ。大正3年北京にわたり,支那風物研究会を主宰し「支那風物叢書(そうしょ)」を刊行した。昭和25年2月20日死去。61歳。福岡県出身。本名は吉三郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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