予言(読み)ヨゲン

デジタル大辞泉 「予言」の意味・読み・例文・類語

よ‐げん【予言】

[名](スル)未来物事を予測して言うこと。また、その言葉。「大災害予言する」

かね‐ごと【予言/兼ね言】

前もって言いおいた言葉。約束の言葉。
「思ひいでよ誰が―の末ならむ昨日の雲のあとの山風」〈新古今・恋四〉

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精選版 日本国語大辞典 「予言」の意味・読み・例文・類語

よ‐げん【予言・預言】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あらかじめ推測していうこと。未来の物事を前もって判断していうこと。また、そのことば。かねごと。
    1. [初出の実例]「不日開談の時到り、速かに要件を妥結するに難きを覚えざる、今より之を預言するに足るべし」(出典:伊藤特派全権大使復命書附属書類(1885)北京晤談)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐申屠剛伝〕
  3. ( 預言 ) キリスト教で、神の霊感にうたれたものが神託として語ることば。
    1. [初出の実例]「彼の欧洲諸国は自ら基督教国と誇称すれども未だ上古の先知者が預言したるが如く、〈略〉真神の命に柔順なるの猛獅に非ざるなり」(出典:将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉三)

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普及版 字通 「予言」の読み・字形・画数・意味

【予言】よげん

事前に予見していう。〔後漢書、申剛伝〕夫(そ)れ未だ至らずして豫言するは、固(もと)より常にと爲す。其の已に至るにんでは、無し。是(ここ)を以て忠言至諫も、用を爲すを得ること希(まれ)なり。に願はくは愚老の言を反せよ。

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百科事典マイペディア 「予言」の意味・わかりやすい解説

予言【よげん】

英語ではprophecy。超人的能力により未来を予知したり,神や死者の霊などがある人間にのりうつり,周囲の人々に神意を伝える行為シャマニズムにおける託宣などがこれにあたる。聖書的宗教ユダヤ教,キリスト教,イスラム)では〈神の言葉を預かる〉との意を強調して〈預言〉の語が用いられる。→預言者

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