中間子工場(読み)ちゅうかんしこうじょう(その他表記)meson factory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中間子工場」の意味・わかりやすい解説

中間子工場
ちゅうかんしこうじょう
meson factory

中間子を利用・応用した研究または業務のため,できるだけ経済的に強度の高い中間子ビームを発生させる施設。10GeVクラスの陽子原子核反応の際,π中間子などが発生する。πは崩壊してμ粒子ニュートリノになる。μは素粒子であるが,中間子利用研究・業務の重要な粒子の一つ。研究としては原子核物理,物性物理などの基礎研究があり,実用化に向かいつつある業務としては癌の治療などがある。近年成果としては,μ-をいわゆる「触媒」とした核融合反応2H+3H→α+n)の成功があげられる。

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世界大百科事典(旧版)内の中間子工場の言及

【メソンファクトリー】より

…π中間子とその崩壊過程で生ずるμ粒子は素粒子物理学,原子核物理学ばかりでなく,物質科学から生物,医学に及ぶ広い範囲にわたって研究や実用に用いられている。その目的のために,大強度のπ中間子ビームおよびμ粒子ビームを発生する施設をメソンファクトリー,すなわち中間子工場と呼んでいる。施設の中心は数百MeVの大強度陽子加速器で,π中間子は大強度の陽子ビームを原子核標的に照射することによって発生される。…

※「中間子工場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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