普及版 字通 「丱」の読み・字形・画数・意味
4画
(異体字)丱
5画
[字訓] あげまき・あらがね・たまご
[字形] 象形
あげまきの形。また粗礦の形。また卵の形。それぞれ声義が異なる。
[訓義]
1. あげまき。〔詩、斉風、甫田〕「角、丱たり」とあり、総角(あげまき)(童髪)の形。
2. あらがね。〔周礼、考工記、人〕は銅鉄樸石を掌る。は礦の古文で、その粗礦の形。
3. たまご。丱を卵の古文とする説がある。卵は中に卵粒のある形である。三義みな声義を異にするが、この形を用いる。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 アラカネ・アカカネ・アラシ・アラト
[熟語]
人▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報