普及版 字通 「丱」の読み・字形・画数・意味


4画

(異体字)丱
5画

[字音] カン(クヮン)・コウ(クヮウ)・ラン
[字訓] あげまき・あらがね・たまご

[字形] 象形
あげまきの形。また粗礦の形。また卵の形。それぞれ声義が異なる。

[訓義]
1. あげまき。〔詩、斉風、甫田〕「角、丱たり」とあり、総角(あげまき)(童髪)の形。
2. あらがね。〔周礼、考工記、人〕は銅鉄樸石を掌る。は礦の古文で、その粗礦の形。
3. たまご。丱を卵の古文とする説がある。卵は中に卵粒のある形である。三義みな声義を異にするが、この形を用いる。

[古辞書の訓]
字鏡集 アラカネ・アカカネ・アラシ・アラト

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android