丸本郷村(読み)まるほんごうむら

日本歴史地名大系 「丸本郷村」の解説

丸本郷村
まるほんごうむら

[現在地名]丸山町丸本郷

現丸山町の中央部、丸山川の河岸段丘上に位置し、東は珠師谷しゆしがやつ村・石堂いしどう村・石神いしがみ村、北は宮下みやした村、西は山地を介して山名やまな(現三芳村)、南は前田まえだ村と接する。平安時代末期に成立した丸御厨、室町―戦国期の丸庄(単に丸とも)の中心地。慶長二年(一五九七)の安房国検地高目録に丸本郷とみえ、村高一千七石余、うち七三二石余は田方。里見氏直轄領。同一一年・同一五年の里見家分限帳でも諏訪免三石を除いて直轄領。元和四年(一六一八)富田助左衛門により「丸本郷村諏訪免」の検地が行われた(「検地帳」丸郷神社蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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