( 1 )「ニ」は赤く美しい色、「ツラ」は頬の意で、「フ」は動詞化する接尾語。赤い頬をしている、が原義。それが紅顔の意や容貌の美しさを意味するようになり、接頭語「さ」の付いた「さにつらふ」は「君」「妹」から広がって「もみじ」「紐(ひも)」「色」などにもかかるようになったとするのが従来の通説。
( 2 )これに対して、枕詞「さにつらふ」のかかる語からすると、紅顔の意とは隔たりが大きいため解釈上無理があるとし、類義の「丹着かふ」との関係が、「へつらふ(諂)」と「へつかふ(辺付)」の関係と類似しているところから、「ツラフ」は「連らふ」で、「ニツラフ」は「丹連らふ」ではないかとする説もある。
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...