主旋律(読み)シュセンリツ

精選版 日本国語大辞典 「主旋律」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐せんりつ【主旋律】

  1. 〘 名詞 〙 曲の中心的な旋律。転じて、文芸作品・評論などの、全篇を通じて中心となりながら展開される筋や論旨のはこびをたとえていう。
    1. [初出の実例]「鋪装路をひっきりなしに歩む遊客の靴音と、男を誘う女たちの嬌声が、執拗に繰返される主旋律のように響いていた」(出典:驟雨(1954)〈吉行淳之介〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android