靴音(読み)クツオト

精選版 日本国語大辞典 「靴音」の意味・読み・例文・類語

くつ‐おと【靴音・沓音】

  1. 〘 名詞 〙
  2. くつで歩く足音。
    1. [初出の実例]「沓音に風はすまたを吹せたり のりたい時は馬が御ざらぬ」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第二三)
  3. 蹴鞠(しゅうきく)で、鞠(まり)を蹴る沓の音。
    1. [初出の実例]「松影にきて鬢(びん)の厚き男立合て、沓音(クツオト)のしほらし」(出典浮世草子男色大鑑(1687)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android