主水(読み)モンド

デジタル大辞泉 「主水」の意味・読み・例文・類語

もん‐ど【主水】

《「もいとり(水取)」の音変化》「主水司もんどのつかさ」の略。→しゅすいし(主水司)

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精選版 日本国語大辞典 「主水」の意味・読み・例文・類語

もん‐ど【主水】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「もいとり(水取)」の変化した語 ) 「もんど(主水)の司」の略。〔春林本下学集(室町末)〕
    1. [初出の実例]「ひむろの里人参内し、君が恵の厚氷動きなき代のためしに任せ主水(モンド)につひで捧げける」(出典浄瑠璃舎利(1683)一)

主水の語誌

飲料水を取り扱うところから、「水」を意味する「もひ」を構成要素としてもつ「もひとり」を起源とし、「もんどり」「もんどん」の語形を経て、中世に現われた言い方。

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