久保原村
くぼはらむら
[現在地名]山岡町久保原
小里川の源流近くの北側一帯にあり、南は馬場山田村。九十九谷といわれるほど谷が多く、窪の中に平地がある。もと遠山庄手向郷のうち窪原村と記され、明徳元年(一三九〇)七月一七日の足利義満袖判御教書写(遠山文書)では「手向郷之内明智上下村・荒木村・窪原・佐々良木・安主名」などの地頭職が遠山頼景に与えられ、以後永正八年(一五一一)まで代々遠山氏に安堵されている(同文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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