山岡町(読み)やまおかちよう

日本歴史地名大系 「山岡町」の解説

山岡町
やまおかちよう

面積:六〇・九四平方キロ

県南東部に位置し、東は岩村いわむら町、北は屏風びようぶ山、夕立ゆうだち山などの連なる屏風山断層崖山系を境にして恵那市、北西から西は瑞浪みずなみ市、南は峰山みねやま山系、鶴岡つるおか山などの恵那山断層崖山系を境として明智あけち町に接する。東南端の一部は上矢作かみやはぎ町に接する。町の中央部を東から西へ小里おり川が貫流し、これに沿って盆地が形成される。明知鉄道が通じ、山岡、花白はなじろの両駅がある。国道三六三号が岩村町明智町へ通じ、国道四一八号により恵那市佐々良木さざらぎを経て瑞浪釜戸かまどに通じる。町の南西部地帯(原地区)は良質な耐火粘土が産出されるため、窯業関連産業の主要地域を形成している。昭和初期に始められた天然細寒天は、年間を通じて生産される粉末寒天・細寒天へと発展し、細寒天は全国の八〇パーセントが当町で生産されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報