日本歴史地名大系 「上手向村」の解説 上手向村かみとうげむら 岐阜県:恵那郡山岡町上手向村[現在地名]山岡町上手向小里(おり)川上流に位置し、東は馬場山田(ばばやまだ)村、北は久保原(くぼはら)村。もと遠山(とおやま)庄手向郷で、慶長八年(一六〇三)以降近世を通じ旗本明知遠山領。慶長郷帳・元和二年(一六一六)の村高領知改帳に手田村とあり、高七〇八石余。正保郷帳では上手向村とあり、田方五七六石余・畑方一三一石余。中山道大井(おおい)宿(現恵那市)へ助郷に出る。耕地は多いが山が少ないため、野志(のし)村(現明智町)や釜屋(かまや)・久保原・下手向の各村と争いが絶えず、椋実(むくのみ)村(現恵那市)とも争っている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by