久場ツル(読み)クバ ツル

20世紀日本人名事典 「久場ツル」の解説

久場 ツル
クバ ツル

明治〜昭和期の教師



生年
明治14(1881)年

没年
昭和18(1943)年1月29日

出生地
沖縄県首里

学歴〔年〕
沖縄県師範学校女子講習科〔明治29年〕卒

経歴
明治29年師範学校に設けられた女教師養成のための女子講習科に入学。教師になって2年目の明治32年、当時源平時代の古代服といわれた琉装(ウチナースガイ)を日琉同祖論立場から和装に改め、同年女子講習科2期生の和装着用が決まった。また手の甲の入れ塁(ハジチ)の廃止にも力を入れ、女子風俗改良のリーダー役を果たす。「時代を彩った女たち―近代沖縄女性史」に取り上げられた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「久場ツル」の解説

久場ツル くば-ツル

1881-1943 明治-昭和時代前期の教育者
明治14年生まれ。沖縄師範女子講習科卒業後,明治31年沖縄県の首里小学校の教師となる。みずから手の甲の入れ墨を除去し,服装も琉球衣装を廃し和装にするなど,率先して当時の風俗改良運動にとりくんだ。昭和18年1月29日死去。63歳。沖縄県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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