琉装(読み)リュウソウ

デジタル大辞泉 「琉装」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐そう〔リウ‐〕【×琉装】

沖縄県に、琉球王朝時代から伝わる伝統衣裳。もと身分階級によって色柄模様が区別され、紅型びんがたなどが用いられた。和装にも似るが、和服よりも袖口が広く、風通しがよい。

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世界大百科事典(旧版)内の琉装の言及

【沖縄[県]】より

…玉城村百名(ひやくな)の海岸にある〈受水走水(うきんじゆはいんじゆ)〉は東回りの第1の霊地で,この水でアマミキョ(始祖神)がはじめて稲作を行ったといわれている。【饒平名 健爾】
[琉装]
 現在は沖縄でもおおかたの人々の衣生活は洋服である。しかし本土における和服同様に,沖縄でも伝統的な衣服が日常生活にも使用されており,沖縄特有の衣装姿(琉装(りゆうそう))は本土の和服姿とほぼ同じくらいの比率で見受けられる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」