久斗村(読み)くとむら

日本歴史地名大系 「久斗村」の解説

久斗村
くとむら

[現在地名]日高町久斗

稲葉いなんば川下流域、宵田よいだ村の西に位置する。江戸時代はじめから東西二組に分轄して支配されており、東組の領主変遷は天保七年(一八三六)まで宵田村に同じ。同年幕府領となり(「御用部屋日記」など)幕末に至る。西組は寛永一六年(一六三九)以前より幕府領、寛文八年(一六六八)より豊岡藩領、享保一一年(一七二六)より幕府領(「寛政重修諸家譜」、寛永一六年知高帳、「豊岡藩旧京極領三万五千石村々高付」岡本家文書、「但馬国両代官所支配村々高帳」出石神社蔵など)。慶長一八年(一六一三)の小出吉英所領目録(金井文書)に村名がみえ、高一五九石七斗余(東組分)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android