久木(読み)ひさぎ

日本歴史地名大系 「久木」の解説

久木
ひさぎ

中世に大西だいさい庄に属したが、比定地未詳。永禄一三年(一五七〇)一月二八日の毛利元就充行状(閥閲録)に「大西之内久木分八貫足」とあり、大東だいとう(現大東町)内や、福田ふくだ庄内の地とともに多根因幡守(元房)に宛行っており、同年三月一四日毛利輝元もそれを追認している(「毛利輝元充行状」同書)。元亀三年(一五七二)当地のうち一五〇貫が三刀屋方に、七五貫が野村信濃守(士悦)に与えられることになったが、三刀屋方が納得せず、翌年野村氏は毛利氏に訴えている(四月三日「富田元秋等連署書状」同書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 大東 福田

動植物名よみかた辞典 普及版 「久木」の解説

久木 (ヒサギ)

植物トウダイグサ科の落葉高木,園芸植物,薬用植物アカメガシワ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android