日本歴史地名大系 「久松町」の解説 久松町ひさまつちよう 東京都:中央区旧日本橋区地区久松町[現在地名]中央区日本橋久松町橘(たちばな)町一丁目・村松(むらまつ)町の南、浜町(はまちよう)堀に架かる栄(さかえ)橋の東詰に位置する両側町。堀の対岸は富沢(とみざわ)町、東・南は武家地。天和三年(一六八三)に本多豊前守屋敷跡を一町となし久松町とした(新撰東京名所図会)。享保年中江戸絵図に久松町とあるが、北側だけの小さな片側町で、東西は旗本屋敷、南側は御材木手代屋敷となっている。安永三年小間附町鑑によれば京間四九間二分、公役金を納める。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報