精選版 日本国語大辞典 「乗越」の意味・読み・例文・類語
のり‐こし【乗越】
のっ‐こし【乗越】
- 〘 名詞 〙 山の背の低くなっている所。また、峠。
- [初出の実例]「もし両側の谷を結ぶやうに通行出来る場合はノッコシ(乗越)と云ってゐる」(出典:登山技術(1939)〈高須茂〉登山用語)
…また近代に入ってからは峠付近にトンネルを伴う鉄道や車道が建設されるようになった。 飛驒乗越(のつこし)(3000m),別山乗越(2740m),一ノ越(こし)(2680m),野呂川越(ごえ)(2220m)など〈乗越(のつこし)〉〈越(こし∥こえ)〉と呼んでいるものも峠の一種で,特に高度の大きいことが多い。分水線をはさむ両側の斜面の沢沿いの登山路の出会う分水嶺上の鞍部にあたる。…
※「乗越」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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