乙りき(読み)オツリキ

デジタル大辞泉 「乙りき」の意味・読み・例文・類語

おつ‐りき【乙りき】

[名・形動]一風変わっていること。また、そのさま。
「なんぞ―な遊びはあるめえかノ」〈魯文西洋道中膝栗毛

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乙りき」の意味・読み・例文・類語

おつ‐りき【乙りき】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )( 「りき」はしゃれて添えた語 ) 普通と違って、一種のしゃれた情趣があること。一風変わっていて変であること。また、そのさま。乙。
    1. [初出の実例]「おしきせの文をやったらの返事をしてよこしたはな。飛んだおつりきに書いてよこしたよ」(出典:洒落本・寸南破良意(1775)髪結)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android