乙浜村(読み)おとはまむら

日本歴史地名大系 「乙浜村」の解説

乙浜村
おとはまむら

[現在地名]白浜町乙浜

白浜村の東に位置し、南は太平洋に面した岩礁のつらなる海岸段丘の農・漁村。慶長二年(一五九七)の安房国検地高目録に村名がみえ、高一五六石余(うち田高九二石余)、里見氏直轄領。同一一年の里見家分限帳では村高は同じで、里見氏給人領。正保郷帳では田方一〇九石余・畑方六一石余、旗本大久保領。以後村高は一七一石余で幕末に至ったとみられる(旧高旧領取調帳など)。享保一二年(一七二七)の安房国村々助郷請帳(岩崎家文書)、元文村高帳でも大久保領。享和元年(一八〇一)当時も同領で、家数八三・人数四九〇(伊能忠敬測量日記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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