九ノ曾根村(読み)くのそねむら

日本歴史地名大系 「九ノ曾根村」の解説

九ノ曾根村
くのそねむら

[現在地名]栄町荻島おぎしま

山王さんのう村の北西にあり、北西は荻島村、東は岩淵いわふち村と接する。近世を通じて新発田藩領で、慶長一〇年(一六〇五)の給知方村々高目録(新発田市史資料)には九之曾禰村とみえ、毛付八八石四斗余・荒四四石三斗余。同一五年頃の給知方ほど役帳(同資料)によると一軒が炉役を負担していたが、慶長一五年分は免じられている。安永六年(一七七七)の大面組郷帳(榎本善一郎氏文書)によれば田九町四反余・畑八町九反余、定納石六七石八斗余、大面町おおもまち村に入会山があり山直銀二四匁余、野一町余に野直銭九七四文、家数一三(本家三・名子家四・間脇家六)・人数一〇九、漆木八三・御蝋実一〇貫八六〇匁、桐・槻各三、橋数六(費用の三分の二は荻島村負担)、社二を数える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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