九尺二間(読み)クシャクニケン

デジタル大辞泉 「九尺二間」の意味・読み・例文・類語

くしゃく‐にけん【九尺二間】

間口9尺(約2.7メートル)、奥行き2間(約3.6メートル)の家の意》きわめて狭い家。粗末な住居。

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精選版 日本国語大辞典 「九尺二間」の意味・読み・例文・類語

くしゃく‐にけん【九尺二間】

  1. 〘 名詞 〙 間口(まぐち)九尺(約二・七メートル)奥行二間(約三・六メートル)の家。江戸時代、最も狭い住居の大きさ。転じて、粗末なむさくるしい住居や裏長屋をいう。九尺店(くしゃくだな)。九二間。
    1. [初出の実例]「九尺二間(ケン)裏店、夫婦して小僧をなぶり」(出典咄本・都鄙談語(1773)巨燵)

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