九霞楼跡・帯江楼跡(読み)きゆうかろうあと・たいこうろうあと

日本歴史地名大系 「九霞楼跡・帯江楼跡」の解説

九霞楼跡・帯江楼跡
きゆうかろうあと・たいこうろうあと

[現在地名]松山市三津一丁目

南洲先みなみすさき町で酒造業を営んだ豪商松田家(唐津屋)の別邸。同家の人で、文化―文政期(一八〇四―三〇)に活躍した松田浩斎(一七八五―一八四二)は、名を信順、字を渙卿といい、町の大年寄を勤めた。学者であり文雅の士で、九霞楼および帯江楼を造り、頼山陽・同杏坪・田能村竹田・同直入らを招致した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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