乞食の系図話(読み)コジキノケイズバナシ

デジタル大辞泉 「乞食の系図話」の意味・読み・例文・類語

乞食こじき系図話けいずばなし

乞食が落ちぶれる前の自分家系についての自慢話をする意。言ってもかいのない愚痴を言うことのたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「乞食の系図話」の意味・読み・例文・類語

こじき【乞食】 の 系図話(けいずばなし)

  1. 乞食が、落ちぶれる以前の自分の系図の自慢話をすること。言っても甲斐のない愚痴をこぼすことのたとえ。
    1. [初出の実例]「赤倉稲荷にも其頃我家より奉納せし幟の今に在るべしなどと、〈略〉是ぞ乞食(コジキ)の系図話(ケイヅバナ)しと世に云はるることなるべしと」(出典:風俗微塵蔵(1893)〈幸田露伴〉荷葉盃)

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