乱石(読み)らんせき

精選版 日本国語大辞典 「乱石」の意味・読み・例文・類語

らん‐せき【乱石】

  1. 〘 名詞 〙 乱雑な状態の石。
    1. [初出の実例]「山帯斜陽松影薄、氷衝乱石谷声余」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)八・秋日長楽寺即事〈藤原宗光〉)
    2. [その他の文献]〔白居易‐木蓮樹生巴峡山谷〈略〉三絶句〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「乱石」の読み・字形・画数・意味

【乱石】らんせき

むら立つ岩。宋・軾〔念奴嬌、赤壁懐古〕詞 亂石雲をし 濤岸を裂く す千堆の 江山畫の如し 一時多少の豪

字通「乱」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android