乱調子(読み)ランチョウシ

デジタル大辞泉 「乱調子」の意味・読み・例文・類語

らん‐ちょうし〔‐テウシ〕【乱調子】

《「らんぢょうし」とも》
乱れた調子。また、調子が乱れていること。乱調
相場の動きが激しくて騰落いずれにも定まらないこと。乱調。

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精選版 日本国語大辞典 「乱調子」の意味・読み・例文・類語

らん‐ちょうし‥テウシ【乱調子】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「らんぢょうし」とも )
  2. 調子が乱れること。また、乱れた調子。破格の調子。乱調。
    1. [初出の実例]「関の大将左龍虎右龍虎三千余騎。兜の星を輝かし、太鞁を打てらんでうし」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)九仙山)
    2. 「芭蕉の俳句も虚栗時代の乱調子〈略〉は別として」(出典:乙字俳論集(1921)〈大須賀乙字〉楽堂氏の基格論と余の調子論)
  3. 取引市場で、相場の動きが激しく、高低いずれにも定まらないこと。乱高下(らんこうげ)。乱調。〔現代用語辞典(1925)〕

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