乾山(読み)ケンザン

精選版 日本国語大辞典 「乾山」の意味・読み・例文・類語

けんざん【乾山】

  1. [ 1 ]おがたけんざん(尾形乾山)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙けんざんやき(乾山焼)」の略。
    1. [初出の実例]「親仁の棚から、錦手、乾山(ケンざん)音羽焼の、皿の、鉢の、茶碗のと、十五六両が物売ってくれ」(出典浄瑠璃生玉心中(1715か)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の乾山の言及

【尾形乾山】より

…幼名権平,後に深省と改め,諱(いみな)は惟允。習静堂,紫翠,逃禅,乾山,尚古斎,陶隠などと号した。呉服商雁金屋宗謙の三男で,次兄に尾形光琳がいる。…

【妙顕寺】より

…寺宝には後小松天皇宸翰,日蓮真跡の神国王書と強仁状御返事(以上,重要文化財)などがあり,そのほか伝蔵の多くの古文書は竜華秘書(りゆうげひしよ)と呼ばれて名高い。なお寺域内に尾形光琳・乾山(けんざん)兄弟,その父宗謙の墓がある。【藤井 学】。…

※「乾山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む