二ッ郷屋村(読み)ふたつごうやむら

日本歴史地名大系 「二ッ郷屋村」の解説

二ッ郷屋村
ふたつごうやむら

[現在地名]栃尾市二ッ郷屋

塩谷しおたに川支流の田中沢たなかさわ川流域に広がる小集落。東は山口やまぐち村、南は下樫出しもかしいで村、北は塩谷川を挟んで下塩しもじお村、西は山を負う。口碑によると草分百姓は二軒で、慶長(一五九六―一六一五)の頃熊袋くまのふくろから飯浜家、栃堀とちぼりから星野家(六四郎)が来て開発したという。地名は草分百姓二軒による新開地の意と思われる。宝永二年(一七〇五)の栃尾組村郷田畑高命帳写(坂牧家文書)によると、当村は山口村から分れた新田村と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android