精選版 日本国語大辞典 「二上三下」の意味・読み・例文・類語 にあがり‐さんさがり【二上三下】 〘 名詞 〙① 三味線の二上りの調子と三下りの調子。また、それぞれの調子の曲、あるいは三味線の曲をいう。[初出の実例]「連弾(つれびき)のとき、歌ひとつのうち、二上り三下りなどの調子かはる事あるは」(出典:歌謡・松の葉(1703)五・歌音声)② いらいらすること。胸がどきどきすること。[初出の実例]「よそのあはれを身の上に、思ひしらべの糸よりも心は二あがり三さがり、ばちもしどろに引なせり」(出典:浄瑠璃・津国女夫池(1721)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例