二上三下(読み)にあがりさんさがり

精選版 日本国語大辞典 「二上三下」の意味・読み・例文・類語

にあがり‐さんさがり【二上三下】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 三味線二上り調子三下りの調子。また、それぞれの調子の曲、あるいは三味線の曲をいう。
    1. [初出の実例]「連弾(つれびき)のとき、歌ひとつのうち、二上り三下りなどの調子かはる事あるは」(出典歌謡・松の葉(1703)五・歌音声)
  3. いらいらすること。胸がどきどきすること。
    1. [初出の実例]「よそのあはれを身の上に、思ひしらべの糸よりも心は二あがり三さがり、ばちもしどろに引なせり」(出典:浄瑠璃・津国女夫池(1721)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む