二之宮・姥塚遺跡(読み)にのみや・うばづかいせき

日本歴史地名大系 「二之宮・姥塚遺跡」の解説

二之宮・姥塚遺跡
にのみや・うばづかいせき

[現在地名]御坂町二之宮・井之上

かね川扇状地扇端部、標高三〇五メートル付近に立地する大規模な集落遺跡。中央自動車道建設に先立って、昭和五四年(一九七九)から同五六年にかけて発掘調査が実施された。調査の便宜上二つの遺跡名を冠しているが、本来は同一の遺跡である。二之宮遺跡では弥生時代末三、古墳時代一五七、奈良時代二四、平安時代一九八の住居跡などが調査されている。姥塚遺跡は二之宮遺跡の東側に位置し、古墳時代一一五、奈良時代六、平安時代一七の住居跡、四基の周溝墓と四基の無名墳などが調査されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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