二塩基酸(読み)ニエンキサン

化学辞典 第2版の解説

二塩基酸
ニエンキサン
dibasic acid

酸1分子中に塩基と中和することのできる(H となりうる)H原子を2個含む酸をいう.硫酸H2SO4,炭酸H2CO3,亜硫酸H2SO3,亜リン酸(HO)2P(O)H,硫化水素H2S,シュウ酸 (COOH)2,アジピン酸HOOC(CH2)4COOHなどがある.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

二塩基酸
にえんきさん
dibasic acid

硫酸 H2SO4 や,炭酸 H2CO3 などのように,1分子中に金属イオンによって置換しうる水素原子2個をもつ酸をいう。水中では2段にイオン化して水素イオン H3O+ を生じる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

にえんき‐さん【二塩基酸】

〘名〙 電離して一分子から二個の水素イオンを生じる酸。硫酸、蓚酸、炭酸など。二価の酸。

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世界大百科事典内の二塩基酸の言及

【酸・塩基】より

… 酸がHを放出するものであるといっても,その放出のしかたには各種のものがあり,一般に酸1分子当り放出するHの数をその酸の塩基度といっている。 一塩基酸 HCl,HBr,HNO3,HOCN,  HClO,HClO4 二塩基酸 H2CO3,H2SO4,H2S2O3,H2  CrO4,H2PtCl6 三塩基酸 H3PO4,H3[Fe(CN)6]塩基については,Hを減少させるものであるから,1分子当りで減少させる数をその塩基の酸度という。 一酸塩基 NH3,KOH,NaOH 二酸塩基 Ca(OH)2,Ba(OH)2 三酸塩基 La(OH)3,[Co(NH3)6](OH)3なお,塩基度2以上の酸を多塩基酸,酸度2以上の塩基を多酸塩基という。…

※「二塩基酸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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