デジタル大辞泉 「蓚酸」の意味・読み・例文・類語 しゅう‐さん〔シウ‐〕【×蓚酸】 最も簡単な二価カルボン酸。カルボキシル基が2個結合したもの。水によく溶ける無色の結晶。カタバミなどの植物中にカリウム塩・カルシウム塩として広く存在。染料の原料、分析試薬、漂白剤などに用いる。化学式(COOH)2 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「蓚酸」の意味・読み・例文・類語 しゅう‐さんシウ‥【蓚酸】 〘 名詞 〙 カルボン酸の一つ。化学式 (CO2H)2 無色無臭。無水物は斜方晶系、二水化物は単斜晶系結晶。天然には植物界に広く存在する。工業的にはセルロースのアルカリ融解、糖の硝酸酸化、蟻酸ナトリウムの加熱脱水素などでつくる。水には溶けるが有機溶媒には溶けにくい。染料原料・漂白剤・染色助剤・分析試薬などに用いる。〔舎密開宗(1837‐47)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例