二変量確率分布(読み)にへんりょうかくりつぶんぷ(その他表記)bivariate probability distribution

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「二変量確率分布」の意味・わかりやすい解説

二変量確率分布
にへんりょうかくりつぶんぷ
bivariate probability distribution

2次元確率分布ともいい,数理統計学,確率論で用いる概念。2つの確率変数 X ,Y を別個独立に扱うのでなく,両者の関係をも考慮に入れつつ,(X,Y) の2次元確率変数 (確率ベクトル) として扱う場合において,これらが従う確率分布。通常2変数関数 f(x,y) で表わされる。これから X のみの確率分布 g(x),Y のみの確率分布 h(y) が求められ (周辺分布) ,また f(x,y)=g(x)h(y) の成り立つことによって独立性が定義される。独立でない場合は,条件つき確率分布 g(x|y),h(y|x) などが求められ,また相関係数,回帰線などの理論的取扱いも導入される。例としては,2次元正規分布がある。なお X ,Y が離散的ないしは有限個の値のみをとる場合は,f(x,y) は行列 pij の形になり,分割表の分析などを展開することができる。

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