二折(読み)ふたつおり

精選版 日本国語大辞典 「二折」の意味・読み・例文・類語

ふたつ‐おり ‥をり【二折】

〘名〙
二つに折ること。また、そのもの。
評判記色道大鏡(1678)九「杉原にても、半紙にても、はじめより二つ折(オリ)にして書べし」
② 二つに分けること。また、そのもの。半分
浄瑠璃・猫魔達(1697頃)道行「我年の二つ折にもたらぬ人」
③ 髪を二つに折った形に結った髷。
浮世草子好色二代男(1684)三「おくれなしの二つ折(ヲリ)に、髪先長く」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android