二折(読み)ふたつおり

精選版 日本国語大辞典 「二折」の意味・読み・例文・類語

ふたつ‐おり‥をり【二折】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 二つに折ること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「杉原にても、半紙にても、はじめより二つ折(オリ)にして書べし」(出典評判記色道大鏡(1678)九)
  3. 二つに分けること。また、そのもの。半分
    1. [初出の実例]「我年の二つ折にもたらぬ人」(出典:浄瑠璃・猫魔達(1697頃)道行)
  4. 髪を二つに折った形に結った髷。
    1. [初出の実例]「おくれなしの二つ折(ヲリ)に、髪先長く」(出典:浮世草子好色二代男(1684)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android