二折(読み)ふたつおり

精選版 日本国語大辞典 「二折」の意味・読み・例文・類語

ふたつ‐おり‥をり【二折】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 二つに折ること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「杉原にても、半紙にても、はじめより二つ折(オリ)にして書べし」(出典評判記色道大鏡(1678)九)
  3. 二つに分けること。また、そのもの。半分
    1. [初出の実例]「我年の二つ折にもたらぬ人」(出典:浄瑠璃・猫魔達(1697頃)道行)
  4. 髪を二つに折った形に結った髷。
    1. [初出の実例]「おくれなしの二つ折(ヲリ)に、髪先長く」(出典:浮世草子好色二代男(1684)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android