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半紙 はんし

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

半紙
はんし

コウゾ皮を原料とする手すき和紙。紙面は比較的粗であるが強靭である。島根県の石州半紙(2009世界無形遺産に登録),山口県の徳地半紙,高知県の須崎半紙が古来有名。改良半紙は普通ミツマタ皮を原料とした紙で,紙面がなめらかである。

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デジタル大辞泉の解説

はん‐し【半紙】

古くは延べ紙を半分に切ったもの。のち、縦24~26センチ、横32~35センチの日本紙をさすようになった。

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百科事典マイペディアの解説

半紙【はんし】

和紙の一種。狭義には毛筆書き用の記録用和紙。大きさは一般に25cm×40cm程度。コウゾを原料とし,手ですかれた。紙面は比較的粗剛。江戸時代に普及し,各地で産するが,石州半紙(島根県),徳地半紙(山口県),須崎半紙(高知県),柳川半紙(福岡県)などが有名。

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世界大百科事典 第2版の解説

はんし【半紙】

和紙の一種。《延喜式》の紙屋院(中央の官営製紙所)の漉簀(すきず)の規格寸法から推定すると,だいたい1尺3寸に2尺3寸(1尺は約30.3cm)が全紙の標準の大きさだったと思われ,したがってそれを半裁したものが古代の半紙と想像されるが,詳細は不明である。《好古小録》(1795)には古代の半紙の寸法は,縦1尺ほど,横1尺3寸ないし1尺4寸と記されている。半紙という名称は《正倉院文書》にも現れているが,広く大衆化して用いられるのは江戸時代で,良質と評判の高かった岩国半紙をはじめとして,山代半紙,大洲半紙,石州半紙など各地ですかれた。

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大辞林 第三版の解説

はんし【半紙】

〔もと、小形の杉原紙を半分に切ったものであったところからいう〕
縦24~26センチメートル、横32~35センチメートルの大きさに漉いた、日本紙。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

半紙
はんし

和紙の一種。古く760年(天平宝字4)の『正倉院文書』に初めてこの名がみられるが、この場合はただ半分に切った紙をさしたと思われ、半紙が和紙の一種として通用するようになったのは、室町時代以後である。延紙(のべがみ)(小形の杉原紙)を半分に切って使ったことから半紙といったが、江戸時代には最初からこの半紙の大きさで漉(す)くようになり、用途が広まるにつれて、形も少し大きい縦25センチメートル、横35センチメートル程度の手ごろな大きさに仕立てられた。18世紀以後は全国の各藩で増産されたが、もっとも多く生産したのは周防(すおう)と長門(ながと)(ともに山口県)であった。またとくに良質で知られたのは筑後(ちくご)(福岡県)の柳川(やながわ)半紙で、周防の岩国半紙がこれに次いだ。これらは最初コウゾ(楮)を原料としていたが、江戸末期からはミツマタ(三椏)を原料とした駿河(するが)半紙が出始めたため、明治時代以降はこれを改質した改良半紙が一般化した。現在は機械漉きにより、ミツマタ以外に木材パルプや藁(わら)なども混入したものが普通となっている。なお市販品には白紙のほかに罫紙(けいし)もあり、20枚が一帖(じょう)とされている。[町田誠之]

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世界大百科事典内の半紙の言及

【改良半紙】より

…半紙は本来,純粋にコウゾのみですいたものであったが,原料不足のために江戸時代から栽培がはじまったミツマタを代用原料とした半紙が盛んに生産されるようになった。まず駿河地方でつくられたが,色が赤みを帯びて墨汁がにじみ,墨で書くのに不便であった。…

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