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二極体制 にきょくたいせいbipolar system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

二極体制
にきょくたいせい
bipolar system

2つの強国がほぼ同等の力をもち,そのまわりに種々の段階で他の諸国が集り,両陣営に分極化し,その間の勢力均衡により世界秩序が一応維持されている国際関係。多極体制 (→多極構造 ) や一大強国体制と対応する用語。二極構造,二極体系両極化,両極体制 (系) ,双極体制 (系) ,ブロック体制 (系) ともいう。第2次世界大戦後のアメリカとソ連を極とする東西両陣営に分れた冷戦状態はその例である。陣営内部では各国が階層的秩序を構成してブロック・リーダーである大国に従属する。また陣営間にはしばしば激しいイデオロギー的対立が存在する。この体制は両陣営の勢力の均衡が保たれているかぎりは堅固で安定しているが,いささかでも差が生じた場合には国際間の緊張が高まり,体制崩壊の危険にさらされる。古代ギリシアの国際関係では,アテネとスパルタの両国を中心とする二極体制が続いていたが,両ブロックが争っている間にその外からマケドニアが現れ,この体制そのものを崩壊させた。一方,ブロックのなかから二大強国以外に勢力を増加させる国が現れれば多極体制に移行することになる。

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