大国(読み)たいこく(英語表記)power; great power

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大国
たいこく
power; great power

国際関係に影響力を及ぼせるだけの国力を持った国家のこと。グローバル・パワーとほぼ同義語に使われる。かつての米ソのように,政治,経済,軍事など多方面で国際的な影響力を持つ国家は超大国 (スーパー・パワー) と呼ばれる。また,中東産油国のように,資源面で有力な国家は資源大国,日本のように経済や金融面で卓越した国家は経済大国といわれる。これからの国際情勢がますます経済的に相互依存を深めていく中では,経済力が政治に及ぼす影響力が強まっており,日本としても経済大国にとどまらず政治大国としての責務を果たしていく時代がやってきたといえよう。

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大辞林 第三版の解説

おおくに【大国】

姓氏の一。

たいこく【大国】

領土が広く、人口の多い国。国力の盛んな国。 ⇔ 小国
律令制で、国を面積や人口などで四等に分けたうちの、第一等の国。延喜式では、大和・常陸ひたちなど十余国。 → 上国中国下国

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精選版 日本国語大辞典の解説

おお‐くに おほ‥【大国】

〘名〙 人民の多くいる土地。耕地が多く広い国。⇔小国(おくに)
※古事記(712)中「大国(おほくに)・小国(をくに)の国造(くにのみやつこ)を定め賜ひ、亦国国の堺と大県・小県の県主(あがたぬし)とを定め賜ひき」

たい‐こく【大国】

〘名〙 (「だいこく」とも)
① 大きな国。国土が広大で、国民が多く、国力が強大である国。古くは、多く中国をさしていった。
※聖徳太子伝暦(917頃か)下「海表之国。興軍大戦。西方大国将東方小国
※日葡辞書(1603‐04)「Taicocu(タイコク)。ヲウキナ クニ」 〔詩経‐商頌〕
② 令制で、諸国を人口などによって大・上・中・下の四等級に分けたときの最上級の国。延喜式では全国六六国二島中一三国が大国とされている。
※令義解(718)職員「大国 守一人」
※平家(13C前)一「父の卿は中納言までこそいたられしか、其末子にて位正二位、官大納言にあがり、大国あまた給はって、子息所従朝恩にほこれり」
[補注]「日葡辞書」には①の挙例のほかに、補遺に「Daicocu(ダイコク)」の形でも出ている。

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