二次鉱物(読み)にじこうぶつ(その他表記)secondary mineral

日本大百科全書(ニッポニカ) 「二次鉱物」の意味・わかりやすい解説

二次鉱物
にじこうぶつ
secondary mineral

既存鉱物分解変質などによって導かれて生成された鉱物の総称。次成鉱物ともいう。多くの場合、地表条件下で不安定な鉱物が分解し、その全部あるいは一部の成分のほか、その場で利用しうる成分を主成分とする。その条件下で安定な形として生成されることが普通で、二次鉱物が他の成因で生成されることは少ない。また水分をヒドロキシ基あるいは結晶水の形で含有していることも多い。重金属を主成分とする二次鉱物のなかには、そのイオンあるいはそれが水分子やヒドロキシ基などと結合した状態のもつ特徴的な色を呈することが多く、たとえば第二銅(青・緑)、ニッケル(緑)、コバルト淡紅)、第一鉄(淡緑)、第二鉄(黄~褐)、第一クロム(緑)、第二クロム(クロム酸塩あるいは重クロム酸塩の形をとる。橙(だいだい))、ウラン(橙~黄)などがとくに著しい。二次鉱物がさらに分解して別鉱物となったような場合でも、三次鉱物とはいわないで二次鉱物という。

加藤 昭 2018年5月21日]

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最新 地学事典 「二次鉱物」の解説

にじこうぶつ
二次鉱物

secondary mineral

一次鉱物が,生成した後になんらかの化学反応を受けて変質生成した鉱物をいう。この変化は,ふつう地表水浸透地下からの熱水液の上昇などによる酸化・分解・溶脱・濃集などの作用に由来する。

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