二空(読み)にくう

精選版 日本国語大辞典 「二空」の意味・読み・例文・類語

に‐くう【二空】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 我空法空個体としての人も存在の構成要素である法も、ともに空であること。
    1. [初出の実例]「人法二空執悉皆平等」(出典:即身成仏義(823‐824頃))
  3. 但空と不但空。一切のものごとに空の道理があると知りつつ、その空理にとらわれる但空と、空の道理を知って、同時に不空の理のあることを悟る不但空との二つ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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