二空(読み)にくう

精選版 日本国語大辞典 「二空」の意味・読み・例文・類語

に‐くう【二空】

〘名〙 仏語
我空法空個体としての人も存在の構成要素である法も、ともに空であること。
※即身成仏義(823‐824頃)「人法二空執悉皆平等」
② 但空と不但空。一切のものごとに空の道理があると知りつつ、その空理にとらわれる但空と、空の道理を知って、同時に不空の理のあることを悟る不但空との二つ

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