法空(読み)ホウクウ

精選版 日本国語大辞典 「法空」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐くう【法空】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。二空三空一つ。法(存在するもの)は空(くう)であるの意。あらゆる存在は因縁(いんねん)によって生じ、それ自体に固定的実体があるのではないこと。
    1. [初出の実例]「慈悲室深、憐愍一切、法空床高、智慧薫心」(出典:大日本国法華経験記(1040‐44)中)
    2. [その他の文献]〔大乗義章‐一〕

ほう‐くうホフ‥【法空】

  1. 〘 名詞 〙ほっくう(法空)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android