法空(読み)ホウクウ

デジタル大辞泉 「法空」の意味・読み・例文・類語

ほう‐くう〔ホフ‐〕【法空】

ほっくう(法空)

ほっ‐くう【法空】

仏語。すべてのものは因縁によって仮に存在し、実体がないこと。ほうくう。

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精選版 日本国語大辞典 「法空」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐くう【法空】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。二空三空一つ。法(存在するもの)は空(くう)であるの意。あらゆる存在は因縁(いんねん)によって生じ、それ自体に固定的実体があるのではないこと。
    1. [初出の実例]「慈悲室深、憐愍一切、法空床高、智慧薫心」(出典:大日本国法華経験記(1040‐44)中)
    2. [その他の文献]〔大乗義章‐一〕

ほう‐くうホフ‥【法空】

  1. 〘 名詞 〙ほっくう(法空)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「法空」の解説

法空 ほうくう

?-? 平安時代後期の僧。
大和(奈良県)法隆寺顕教(けんぎょう)と密教をまなび,昼夜法華(ほけ)経をとなえた。のち郷里下野(しもつけ)(栃木県)にかえり,洞窟(どうくつ)にこもって修行した。

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