二舞を踏む(読み)にのまいをふむ

精選版 日本国語大辞典 「二舞を踏む」の意味・読み・例文・類語

にのまい【二舞】 を=踏(ふ)む[=演(えん)じる]

  1. 人のまねをする。特に、前の人の失敗を繰り返す。
    1. [初出の実例]「秀頼公はまだ御幼少に渡らせられ、ここに戦ひを交へるときは石田三成が二の舞(マイ)を演(エン)ずるばかり」(出典真田幸村(1911)〈加藤玉秀〉天下分目関ヶ原の合戦)
    2. 「こちたき軍談に愚かな修羅を燃やしてゐる神田伯龍の二の舞を踏む勿れ」(出典:寄席風俗‐はなしか論語(1943)〈正岡容〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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