二酸化炭素排出量の削減(読み)にさんかたんそはいしゅつりょうのさくげん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地球温暖化を招く温室効果ガスの一つとされる二酸化炭素 CO2の排出量を世界全体で削減する努力が続けられている。先進国による温室効果ガス(CO2換算)の排出量削減のための達成目標値は,1992年にリオデジャネイロで調印された気候変動枠組条約に基づき具体的に示されている。日本が議長国を務めた 1997年の地球温暖化防止京都会議では,2010年の排出水準を 1990年に比べて先進国全体で 5.2%削減する目標値を盛り込んだ京都議定書が採択された。京都議定書における各国の削減目標は,2008~12年の排出量を 1990年に比べて日本が 6%削減,アメリカ合衆国が 7%削減,ヨーロッパ連合 EUが 8%削減などと規定された。しかし日本は,2011年に東北地方太平洋沖地震が発生したため目標の変更を余儀なくされ,2013年にあらためて,2020年度の排出量を 2005年度比 3.8%削減することを目標とした。2015年には,「気候変動に関する国際連合枠組み条約第21回締約国会議」(COP21。→パリ協定)の開催にあたり各国が削減目標を提出し,日本は 2030年度の排出量を 2013年度比 26%(2005年度比 25.4%)削減することを目指した。日本の 2017年度の排出量は,2013年度比 8.4%減(2005年度比 6.5%減)となった。

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